1990yモデル ポルシェ964がどうもノッキングするということでご入庫。
高回転時は問題ないようなのですが2000rpm位で感じるようでした。
本当の所、低回転高ギアで乗られてはいけないとも思うのですが試乗
したところ、確かにノッキングが多いように感じたので通常な乗り方では
ないのですがそんな感じでノッキングが出やすいように乗ってテストする
事に。
![k1](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/k1-640x360.jpg)
こんなふうにテスターに表示されます。確かに246回というのは多いかな。
![k2](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/k2-640x360.jpg)
で、約ですが1800rpm時の点火時期を点検。
ほぼ進角しきってるくらいの数値が表示されてます。
![k3](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/k3-640x360.jpg)
ちょっとおかしいかな?? と、ディストリビューターを交換して再度ノッキングを点検。
格段に減るのを確認。
![k4](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/k4-640x360.jpg)
交換後の同じ回転数の進角を見ると数値が全然違うようです。
これでもだいぶ減ったのを体感できるようにはなったのですがもうひとつ気になる
のがスパークプラグ。外してみるとだいぶ古いようですし某社外製でした。適合品番
であったのですが個人的にはノーマルエンジンの場合はBOSCHかBERU辺りが相性
良いのではと思います。
![k5](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/k5-640x360.jpg)
プラグをBOSCH製に交換(ここまでやるとついでなのでタペット調整もやっちゃいます)
して再度ノッキングテストをするとさらに下がりました。
年式・走行距離からしてこの位であればOKかな?!
(ちなみにこの状態で推奨的な3000rpmから上を使うように乗ると数値も20位になり
ますのでご安心を…)
ポルシェ993のリアハブベアリング交換。
走行中の異音でドライブシャフトかベアリングであろうという感じだったのですが
恐らくベアリングからであろうという事になり作業開始です。
![h1](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/h1-640x360.jpg)
素材がアルミなのでベアリングを脱着する際は熱く熱して抜いていきます。
そのため、ハブを丸ごと車両から外しての作業となります。
![h2](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/h2-e1458206238435-640x360.jpg)
バラバラになったハブ廻り。
![h3](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/h3-640x360.jpg)
入れる際も熱しながらの作業で最後はプレスで圧入します。
今回は運よく?!トラブルなく入れ替えできましたがそれでも丸一日かかってしまう
面倒な作業の1つですね。。。
ポルシェ993r定番のオイル洩れ修理。
このブログでも度々ご紹介してるのですが今回のお客様のご要望もあり
内容をご紹介。
![t1](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/t1-640x360.jpg)
今回の主原因で一番酷かったのはEX側タペットカバーからの洩れ。
IN側は確認した所、問題なかったので左右EXタペットカバーのみの交換です。
![t2](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/t2-640x360.jpg)
このカバー、樹脂素材にアルミのブッシュを打ち込んでありその廻りから洩れ
てくることが多いです。
で、当店ではカバーは勿論新品に交換するのですがその際に一度ブッシュを
抜きシーリングして再度打ち込みます。
![t3](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/t3-640x360.jpg)
こうする事で一生ものではないですがだいぶ持ちが変わりますんで。。。
![t4](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/t4-640x360.jpg)
使用するオイルもお車のコンディションや走行距離的なもので判断しますが
今回はちょっと硬めの20W-60を使用。それにコレも当店では定番のNC-81
オイルシーリングを注入して完成となります。
何故だか同じようなトラブルでレッカー入庫してきた2台のポルシェ911 3.2カレラ。
1台は完全なエンジン不動、もう1台は突然止まり、数分すると何故だか再始動できて
しまう悩ましい状態でのご入庫。
![s1](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s1-1-640x360.jpg)
いずれも怪しんでいるのがこの2つのセンサー。スピードセンサーと
レファレンスマークセンサーという名前が付いてます。
両方とも簡単に言うとエンジンの回転をパルスで拾ってます。
![s2](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s2-1-e1457604184723.jpg)
交換するには固定してるボルトを外して抜くだけなのですが固着して
抜けない物も多々あり、そんな時はご覧のようにブラケットごと外して
の作業になります。
エンジン完全不動のお車はスピードセンサーの不良と判明しましたが
もう一台はどうなんでしょうか???
ポルシェ964RSがシフトロッド廻りの不具合でご入庫。
![s1](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s1-640x360.jpg)
メインはこのミッションとシフトロッドの繋ぎ目のブッシュ割れによるガタつき。
![s2](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s2-640x360.jpg)
ついでにこちらの”ベアリングスリーブ”という名前らしいですがシフトレバー
下のブッシュもよく割れるので交換します。
![s3](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s3-e1457260063854-640x360.jpg)
で、揃えたのがこんな感じの部品。
![s4](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s4-e1457259765812.jpg)
外したのが上で下は新品。ダメなのはブッシュ部分ですが供給が
ロッドごとのアッセンブリーなのでお値段も5万円位しちゃいます。
![s5](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s5-640x360.jpg)
で、交換中に忘れていたのがこのガイドチューブ。この部品もたまにブッシュが
割れて脱落しちゃいます。そうなっるとこのチューブはシフトレバーの支点?作用
点?的な役割をしてるのでまったくギアが入らなくなりレッカーを呼ぶことになっちゃ
いますのでご注意を。。。
![s6](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s6-640x360.jpg)
ガイドチューブを外してブッシュを見るとやはり状態が良くない。
![s7](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s7-640x360.jpg)
純正部品はこれまたチューブごとのアッセンブリー供給なのですがココに
ついては社外品ですがブッシュのみの交換が可能です。(コスト的にも半分
以下で済みますので・・・)
![s8](https://www.autostop.co.jp/blog/wp-content/uploads/2016/03/s8-640x360.jpg)
で、一通り交換して完成。
今回は964RSでしたが普通のカレラ2や993も造りは一緒です。。。